こんにちは、NAGAです。
今回は、XAMPP(ザンプ)をWindows10ローカルPCへインストールする方法について解説します。
XAMPPをインストールすることで、簡単にPHPを動かせるWebアプリケーション環境を構築することができます。
WordpressなどをローカルPCで動かすのに適しています。
それでは、行きましょう。
目次
XAMPPとは?
Apache、MySQL(MariaDB)、PHPを一括でインストールするパッケージです。
Webアプリケーション開発環境を初めて構築する人でも簡単に使うことができます。
私はローカルPC環境にXAMPPを使ってWebアプリケーション環境を構築することで、Wordpressのプラグインを試しに入れてみて確認しています。
WordPressプラグインのインストール、アンインストールを繰り返していると、時々壊れることがあるので公開サーバでいきなりインストールしないようにしましょう。
※近年、MySQLからMariaDBに変わっていますが、この記事ではMySQLとして説明します。
※MariaDBは、MySQLから派生したデータベース管理システムで、MySQLと使い方は同じです。
XAMPPのインストール手順
XAMPPのダウンロード
XAMPPを提供しているApache Friendsのサイトにアクセスし、「Windows向けXAMPP」ボタンをクリックします。
クリックすると、別タブで「素晴らしい!」の画面に切り替わり、「xampp-windows-x64-7.4.4-0-VC15-installer.exe」がダウンロードされます。
約150MBの容量ですので、少しダウンロードに時間がかかります。
ダウンロードが完了したらexeファイルをクリックしてインストールを実行します。
XAMPPのインストール
「ウイルス対策ソフト警告」画面
この画面のダイアログは、ウイルス対策ソフトが動いているとインストールに非常に時間がかかるかもしれない、という警告なので「Yes」ボタンをクリックします。
次に「Important! Because an activated User Account Control(UAC) on your system〜(重要!あなたのマシンでUACが動作していることを確認しました)」などと表示される場合があります。
これは「インストール先によってはUACダイアログが警告を発することがあるので、許可するか設定を変更してください」という内容です。
設定が必要だと、Windowsが「ユーザーアクセスコントロール」のダイアログを表示しますので、許可してください。
「Setup」画面
「Select Components」画面
特に理由がなければ、そのまま「Next」ボタンをクリックします。
※すでにインストールされているソフトウェアは灰色で選択できません。
「Installation folder」画面
特に理由がなければ、そのまま「Next」ボタンをクリックします。(デフォルトの「C:\xampp」のままをオススメします。)
※インストール後の「C:\xampp」は約1GBのフォルダになりますので、空き容量に注意ください。
「Bitnami for XAMPP」画面
チェックを外して「Next」ボタンをクリックします。
チェックを入れてNEXTをクリックするとBitNami for XAMPPのページが開きます。
「Ready to Install」画面
XAMPPをインストールして良い?と聞かれるので、そのまま「Next」ボタンをクリックします。
「インストール中」画面
「Completing the XAMPP Setup Wizard」画面
インストール完了です。そのまま「Finish」ボタンをクリックします。
チェックボックスにチェックを入れていると、そのままXAMMPが起動します。
XAMPPを起動する
「Language」画面
初回起動時は、言語を何にするか聞かれますので、アメリカ国旗を選択してSaveボタンをクリックします。
「アクセス拒否」画面
もし、このエラー画面が表示されたら、「C:\xampp\xampp-control.ini」ファイルを右クリック>プロパティをクリックして、「編集」ボタンをクリックします。
「Everyone」を選択して、フルコントロールの許可にチェックを入れてOKボタンをクリックします。
※今回はローカルPC構築ですので、フルコントロールにしています。
もう一回XAMPPを起動して、アメリカ国旗を選択してもエラーが出ずにXAMPP Control Panelが表示されます。
XAMPPの使い方
Apache、MySQLの実行
Apacheの動作確認
XAMPP Control Panel のApacheで「Admin」ボタンをクリックします。
MySQL、PHPの動作確認
XAMPP Control Panel のMySQLで「Admin」ボタンをクリックします。
ブラウザが起動して、phpMyAdmin画面が表示されたらOKです。
phpMyAdminは、PHPを使用してWeb画面からMySQLを操作できるツールです。
XAMPPを公開サーバでは使用しない方が良い
ローカルPCでは気にしなくて良いですが、公開サーバではXAMPPを使わない方が良いです。
ソフトウェア個別にバージョンアップできない
XAMPPはパッケージなので「Apache、MySQL、PHP」のバージョンが固定されています。そのため個別にソフトウェアを最新版にバージョンアップできません。
最新バージョンでないと、例えばApacheのセキュリティに問題が発覚したとき、Apache最新バージョンのXAMPPが対応するまで脆弱性をさらすことになります。
公開サーバにはXAMPPを使わず個々でインストールすることをオススメします。
外部公開する場合、どうすれば良いか?
レンタルサーバを利用する
Apache、PHP、MySQLの使えるレンタルサーバを選びましょう。
各ソフトウェアのセキュリティパッチ対応は、レンタルサーバ側で勝手にやってくれるので便利です。
個別インストールする術を身につける
VPSや、専用サーバを使うときは、Apache、PHP、MySQLの個別でインストールしましょう。
ただし、最新バージョンが出た場合の個別インストールは、バージョンを上げた事によりWebアプリケーションが動かなくなる可能性があるため、
同じ環境のサーバ(ステージングサーバ)を別途用意して、一度確認してから本番サーバに公開する必要があります。
このように専門的な知識が必要になりますので、初心者の方にはオススメしません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、XAMPPのインストールについて解説しました。
ほんと簡単にインストールできるので、ローカルPCでWordpressのプラグインを試すのに良いと思います。
WordPressには色んなプラグインが日々作られていますので、掘り出し物を探すように便利なプラグインを見つけられると良いですね。
それでは、以上です。
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