Javaでコメントアウトする方法を解説します。
コメントアウトを簡単に言うと、ソースコード内のメモ書きです。
プログラムのソースコード上で「実行させない」ようにしたり、
開発者が後で見返したり、誰かがソースコードを見たときのために、
注意書きや記録を残しておきたい場合に使用します。
それでは行きましょう!
目次
「//」で1行コメントアウト
Javaで1行ごとのコメントアウトするには「//」を使ってコメントアウトします。
次のように「//」は、行頭から行末まで1行でコメントされます。
// コメントアウト部分
「/* */」で複数行コメントアウト
複数行のコメントアウトは「/* */」を使用します。
「/* */」の間であれば、改行を入れることもできます。
/* このように複数行の コメントアウトができます。 */ /* 途中で 改行を入れてもOKです! */
Eclipseを使ったコメントアウト
Eclipseのショートカットで、Javaのコメントアウトをすると便利ですので一緒に覚えておくと良いです。
(ここで説明するOSはWindows10です。)
範囲選択して行コメントアウト
マウス、または「Shift + カーソルキー」で、コメントアウトしたいソースコードを範囲選択します。

範囲選択できたら「Ctrl + /」でコメントアウトします。

コメントアウトできました。
もう一度「Ctrl + /」をすると、コメントアウトを戻せます。
複数行コメントアウト
複数行コメントアウトもEclipseの機能を使いましょう。
まず、「/*」と入力します。

改行すると、続けて「*」を自動的に表示してくれます。
そのままコメントを書いていけるので便利です。


「/** */」で複数行コメントアウト(JavaDoc用)
「/*」と「/**」ではEclipse上の色が異なります。
「/*」アスタリスク1つは緑文字で表示され、
「/**」アスタリスク2つの複数行コメントアウトは青文字で表示されます。

色が違うので、使い分けることでソースコードの可読性も良くなったりしますが、
効果的に何が違うのかと言いますと、「/**」はJavaDocに載る内容かどうかが違います。
そのため、後でJavaDock生成したときに概要が分かりやすいように、
関数やクラスの頭には、青文字の「/**」を書いておく方が良いでしょう。
まとめ
EclipseでのJavaのコメントアウト(一行、複数行)について解説しました。
初心者の方は何の処理をしているのかすぐに見返せるように、
ソースコードにコメントをどんどん書いて行きましょう。
コメントの書きすぎはイケナイですが、
最初はどこまでがイケナイのか分からないと思いますので、
自分がソースコードをパッと見たときに処理の流れがわかればOKです。