Javaが難しい3つの理由

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初心者にJavaは難しい?

そんな疑問について、次の内容を解説したいと思います。

  • Javaが難しい3つの理由
  • 難しいのにJavaが使われる理由
  • Javaで挫折しない方法

Javaは企業向けシステムでよく採用されていて、市場規模が大きく求人案件も多く見られるプログラミング言語です。

途中で挫折しないでJavaを身につけることができれば、エンジニアとして安定した収入を得られるようになると思います。

それでは行きましょう!

Javaが難しい3つの理由

Javaが難しい理由は、目的のシステムが簡単に作れないことです。
WEBサイトを作ろうという視点で3つの理由を解説します。

①チュートリアル的な本がない

「JavaでWEBサイトを作るならこの手順でやればできる!」
みたいな初心者が1冊でWEBサイトを作れる本がないです。

WEBサイトを作るにはJavaだけではなく、HTML、CSS、JavaScript、MySQLなどを知っていないと作れません。

初心者には遠い道のりですね。

②開発環境がすぐ作れない

Javaはライブラリ(jarファイル)をインポートして開発する必要があるため、開発環境がすぐ作れません。

Web開発するには、
リクエスト・レスポンスを実現する「Javaサーブレット、JSP」、
Javaファイルをコンパイルしてwarファイルに固めるために「Ant」のライブラリが必要となります。

これらのライブラリの必要性を理解してインポートするための判断が初心者には難しいです。

この辺りも「チュートリアル的な本」があれば解決しそうなのですが。。

③エラー解決が難しい

Javaのエラー解決が難しいというより、わかりやすいブログ記事が少ないので、解決に時間がかかります。

PHPの場合だと、普段からWordpressで情報発信している人が多いため、エラーがあればすぐに記事にしてくれますし、記事の内容も読みやすいです。

それに比べ、Javaは大規模案件で使われることが多いこともあり、セキュリティが高い場所で作業することが多く、開発中にエラーを解決してもすぐその場でブログ記事にできないことが背景にあるようです。

Javaが使われる理由

汎用性が高い

WEBサイト、Androidアプリ、デスクトップアプリなど色んな開発に利用できますし、開発環境もWindows、Mac、LinuxなどOSに依存することなく開発できるので汎用的が高いです。

Javaを知ってれば、何のシステムでも作れるエンジニアになれるでしょう。

ライブラリが豊富

Javaは歴史が長く、実績のあるライブラリが豊富にあります。

帳票PDF出力は「JasperReports」、Excel出力なら「POI」などの定番ライブラリがあって使いやすいです。

Javaは大規模システムによく使われている

Javaは企業の大規模システムでよく使われています。
大規模システムはプロジェクトの予算が多く、単価も安定していて求人案件の件数も多いです。

よく使われる理由として、
ライブラリの実績があるので、ライブラリ調査の時間が省けて開発のスケジュールが立てやすく見積もりがしやすいこと、

またJavaは枯れた技術で廃れにくくエンジニアの確保がしやすいので、
運用保守など長期的な視点で考えると技術者不足になりにくいのです。

Javaで挫折しない方法

Javaで挫折しない方法を3つ挙げてみました。
もし悩んでいるならこの方法を試してみましょう。

①他のプログラム言語を学んでみる

PHPなど他のプログラミング言語を身につけてからJavaを勉強すると楽になることが多いです。

PHPを学ぶことで、if文やfor文などプログラミング基礎知識を学べますし、
WEBサイトに必要なHTML、CSS、JavaScript、MySQLなども学べます。

その他にも「この処理はPHPで実現できるからJavaでも実現方法があるはず!」と予測できるようになります。

Google検索するときも「java if文」のように、キーワードがすぐに思いつくようになるため、スムーズに開発ができるようになります。

②実際の開発プロジェクトに参画する

特にJavaライブラリ、フレームワークの使い方については、実際のJava開発プロジェクトに参画した方が早く理解できます。

今、すでにJava開発プロジェクトで働いているのであれば、現在何のライブラリを使っているのか確認しましょう。

EclipseのJavaプロジェクトでlibフォルダ内にあるjarファイル、Mavenプロジェクトであればpom.xmlに何が入っているのか確認してググると良いです。

すると、次第にライブラリが理解できるようになりJava開発が楽しくなってきます。

③プログラミングスクールに通う(短期間で学習できる)

もし、あなたが開発未経験者、または今の会社であまり開発ができなくて転職を考えているなら、プログラミングスクールに通うのも良いです。

プログラミングスキルが身につく学習プログラムと転職支援もしてくれるので、短期間でスキルを身につけられます。

テックキャンプ【エンジニア転職】

こちらのスクールは、転職できない場合は全額保証してくれるので良いと思います。

相談カウンセリングだけでも無料なので、とりあえず話を聞いてもらうだけでも良いのではないでしょうか?

まとめ

Javaが難しい3つの理由について解説しました。

  • チュートリアル的な本がない
  • 開発環境がすぐ作れない
  • エラー解決が難しい

Javaは初心者には難しいところがありますが、汎用性が高くライブラリが豊富で大規模システムでもよく使われているので単価が安定しています。

今回Javaで挫折しない方法も3つ紹介しました。

  • 他のプログラム言語を学んでみる
  • 実際の開発プロジェクトに参画する
  • プログラミングスクールに通う

Javaを身につければ、何のシステムでも作れるエンジニアになることができますし、他のプログラミング言語でもすぐ理解できる能力もつきます。

Javaが難しいからと言ってあまり悩まずに前に進んで行きましょう!

それでは!