MySQLのSQL文「SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE」の書き方について解説します。
私はWEB開発中心に、フロントエンド、サーバーサイド、サーバー構築など経験豊富なエンジニアです。
これからプログラミングを始める方に向けて、少しでも分かりやすく解説していきたいと思います。
今回、MySQLのSQL文の書き方をというタイトルですが、他のDB(Oracle、PostgreSQL、SQLServer)でも共通して使える内容となっています。
それでは行きましょう!
はじめに
あらかじめ、testdbデータベースにusersテーブルを作成して、2データを入れた状態から説明します。
SQLエディタは「A5:SQL Mk-2」を使用しています。

SELECT文(データ取得)
データを取得するには「SELECT文」を使用します。
次の例では。usersテーブルから「id」が「1」のデータを取得しています。
SELECT * FROM users WHERE id = 1;
実行結果:

SELECTの右側の「*」は、usersテーブルが持っている列名すべてを指定しています。
例えば「name、address」だけ列を取得したいときは、次のように書きます。
SELECT name, address FROM users WHERE id = 1;
実行結果:

「name、address」に列が絞られました。
INSERT文(データ作成)
データを追加するときは「INSERT文」を使用します。
「山田次郎」のデータを1件取得するINSERT文を書いてみます。
INSERT INTO users (id, name, address, tel) VALUES(3, '山田次郎', '神奈川県', '045-000-0000');
実行結果:

データが1件追加されました。
UPDATE文(データ更新)
先ほど追加した「山田次郎」を「やまだじろう」に値を更新したいと思います。
値の更新には「UPDATE文」を使用します。
「id」が「3」のデータに対して、nameを「やまだじろう」に指定してSQL実行します。
UPDATE users SET name = 'やまだじろう' WHERE id = 3;
実行結果:

nameが更新されました。
DELETE文(データ削除)
データを削除するには「DELETE文」を使用します。
次のSQL文では「id」が「3」のデータを削除します。
DELETE FROM users WHERE id = 3;
実行結果:

データを削除することができました。
まとめ
MySQLのSQL文の書き方について次の内容で解説しました。
- SELECT文(データを1件取得)
- INSERT文(データを1件作成)
- UPDATE文(データを1件更新)
- DELETE文(データを1件削除)
データを1件操作する内容で説明しましたが、WHERE句の内容を変更すれば、複数のデータに対して操作することも可能ですので色々と試してみましょう。