StudioOneで複数のピアノロール編集を1度に表示する方法

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こんにちは、NAGAです。

今回は、StudioOne3で複数のピアノロール編集を1度に表示する方法について解説します。

複数のピアノロール編集(MIDIノート編集)ができることによって、作曲・アレンジがしやすくなり作業効率がアップするので、よりよい楽曲制作ができるのではないでしょうか?

それでは、行きましょう。

StudioOneで複数のピアノロール編集(MIDIノート編集)を1度に表示する方法

複数のピアノロール編集のやり方

ピアノロール編集の左上にある横4本線のボタンをクリックします。

4本線ボタンをクリックすることで、同じソング内にあるすべてのインストゥルメント(MIDIトラック)が表示されます。

他のトラックの白丸をクリックすることでピアノロールに、白丸選択したトラックのMIDIノートを表示できるようになります。

鉛筆マークをクリックすると選択したトラックのMIDIノートを直接編集可能になります。

上記の画像のように、ベースとドラムを一緒にピアノロール編集できるようになります。

上下矢印ボタンはオフにしておく

次の上下矢印はオフにしておきましょう。

上下矢印ボタンをオフにする理由

もし、上下矢印ボタンを付けたままだと、トラックをクリックするたびに複数選択がリセットされてしまいます。

例えば、次のように上下矢印ボタンがオンの状態で、他のトラックをクリックしてみましょう。

すると、他のトラックをピアノロール編集していたMIDIノートが解除されてしまいます。

せっかく同時に編集していたのに、解除されるのはわずらわしいですね。
何でこの機能があるんだろうろ?と思ってしまいます。

上下矢印ボタンをオフにする効果

この上下矢印ボタンをオフにしておくと、上部のトラックをクリックしたときに複数選択がリセットされなくなります。

次のように上下矢印をオフにして、他のトラックをクリックしてみます。

すると、他のトラックをそのままピアノロール編集に残したまま作業することができます。

これなら、他のトラックの音量や、プラグインを変更したりしながら作業ができますね。

複数のピアノロール編集する場面

ベース、ドラムのタイミングを合わせる

曲のリズムを良くするために、ベースをバスドラムに合わせるのは基本かと思います。

ベースとドラムがどちらもMIDIであることが前提となりますが、複数MIDIはこのようなときに大変便利です。

私はベースを「MODO BASS」、ドラムは「Steven Slate Drums」を使っていてどちらもMIDIですので、かなり重宝しています。

ボーカルのアレンジ

私は初音ミクに歌わせているのですが、その前にピアノ音源でキーボード入力してメロディを起こして、このとき一緒にメロディのアレンジも行っています。

メロディのアレンジは次のことがあるかと思います。

  • オブリガート(対旋律)
  • ハモり
  • 合いの手

複数のピアノロール編集ができることで、これらの作業がやりやすくなります。

オブリガート(対旋律)

オブリガートをメインパート(主旋律)の裏で鳴らすときに、不協和音やメインパートの邪魔をしないよう調整するために使うと良いです。

ハモり

「3度、5度、ユニゾン」などハモりかたは色々ありますが、複数のピアノロール編集できることでメイントラックと、ハモりトラックの掛け合わせが非常にやりやすくなります。

例えば、基本は3度ハモりで、強調させたいときは一部だけ5度ハモりにしてみるとか、色々と試してみると面白いです。

合いの手

メインパートが歌っていない部分に他のトラックの音を入れることで、曲を盛り上げる「合いの手」があります。

オブリガート、ハモりと同じようにメインパートを邪魔しないように調整します。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、StudioOne3複数のピアノロール編集を1度に表示する方法について解説しました。

ピアノロール編集の左上にある横4本線のボタンをクリックだけで、他のトラックが一緒に編集できる便利な機能です。

私はこの機能を知らなくて、頭の中で前のトラックを記憶しておきながらMIDI編集していたので、非常に効率悪くDTM作業をしてしました。
(ホントに無駄な時間を過ごしていました。)

StudioOneにはまだまだ作業効率アップにつながる機能が色々とありそうですので、今後も発掘していきたいと思います。

それでは、以上です。